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受変電設備工事 トランス更新 PCB機器搬出

施工現場雑記 2024.4.05

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記事を書いた人:N

今年も桜が咲く季節になりました。

4月に入ってから雨が多く気温が上がらないので、花が長持ちするかなと思いながら会社の前の国立病院の桜を眺めています。

今回は前回に続き高圧受変電設備の話になります。

昔は高圧受変電設備といえば開放型と言われるパイプで組んだものが多かったのですが、今はほとんどがキュービクルと言われるものに置き換わっています。

 

キュービクルはとてもコンパクトで、火災予防条例に適合した製品であれば設置基準も緩和され、建物の間取りなど自由度が大きくなります。

開放型は ↓ のようなもので、コンクリートで作られた部屋に機器を設置します。スペースが広いのでメンテナンスはし易いですが、この部屋には電気以外の配管などを通すことができません。

 

今回はこのキュービクルです。

前回に続きまた10階建ての屋上なのでクレーン車の設置場所など検討が必要ですが、隣のコインパーキングを貸切ることが出来そうなので問題なさそうです。

この中のトランスを4台とコンデンサを1台が工事対象ですが、トランス3台にPCBが含まれているので処分は専門の業者さんに引き継ぎます。

ところで、ビルやマンションに10階建てが多い理由は、1フロア3mとすると10階で30m、消防署のはしご車は30mまでなので31m以上の高さになると消防法や建築基準法などの条件が厳しくなるからです。例えばスプリンクラーや非常用エレベーター、非常用進入口、内装の制限など多くの規制が掛かります。ところでマンションは10階建ての次は14階建てが多いですが、それは諸条件を満たせば建築基準法の緩和規定によって31m+4フロアまでは大丈夫になるからです。

話がそれましたが、実際の工事は数か月先です。また報告できればと思います。

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