お知らせ

ブログ

BLOG

トップページ > ブログ > パッケージエアコンの修理 基板交換

パッケージエアコンの修理 基板交換

施工現場雑記 2024.10.07

N
記事を書いた人:N

だいぶ涼しくなってきましたね。

秋雨がまだ続きますが、晴れたらまさに行楽日和です。

今回は事務所用エアコンの故障対応のお話です。

エアコンには家庭用のルームエアコンのほかに業務用がありますが、業務用はパッケージエアコン(PAC)やビル用マルチエアコン(ビルマル)、ガスヒートポンプエアコン(GHP)などがあります。

パッケージエアコンは室外機1台に対して室内機が1~4台ですが、室内機を個別には動かせないため広い一部屋などに使われます。電源は室外機に繋ぎ、室内機の電源は室外機から供給します。

ビル用マルチエアコンは室外機1台に対して室内機が複数台つながるのは同じですが、室内機の台数を多くできて部屋ごとで個別に動かすことができます。電源は室外機と室内機別々になっています。

ガスヒートポンプエアコンは室外機の駆動にガスエンジンを使用するため、ガスは必要ですが電気の容量を抑えることが出来るのと、ガスを燃やした排熱を利用できるので寒冷地に強いのがメリットになります。高圧受電になるとイニシャルコストもランニングコストも跳ね上がります。でもいいところばかりではなく、ガスエンジンなので定期的なメンテナンスが必要になるのと、メンテナンススペースも必要になるというデメリットも。条件を考えて選択すればというところですね。

話がズレましたが、今回はパッケージエアコンでリモコンの電源が入らなくなったということで調査すると、室外機から室内機へ電気が来ていないようです。室外機の中の基盤を確認するとメイン基板の何かが爆発して無くなっています。

 

こうなると以前の洗濯機修理の記事のようにメイン基板ASSYという感じでアッセンブリ交換になります。

日本はお客様を待たさないように何でもアッセンブリ交換ですが、修理に来ていたメーカーの方曰く、ドイツでは簡単にゴミとしてなんでも捨てられないとのこと。なぜドイツの話かというと、以前ドイツの医療機器のサービスマンをしていたことがあるようで、その時は簡単にゴミとして捨てられないからチップの交換をしていたと。一言でチップと言っても、医療機器や軍事機器、民生用機器など、信頼性(温度など)の要求レベルよって同じプロセッサやコンデンサも価格が全然違うわけですから、医療用の基板丸ごとというと非常に高額なわけです。そうなるとチップ抵抗やコンデンサなど半田を吸い取って外して新しい部品と交換するわけですが、いやいやこれは大変です。出先ではできないですから持って帰って拡大鏡を使いながらピンセットとそれ用の半田ゴテで作業をするわけです。そしてまたどこか壊れるかもしれません。そう考えるとアッセンブリ交換は必要ですね。

 

ところで、なぜ天気の話から入ったかというと、もう数日早くエアコン壊れていたら暑さで仕事にならないわけで、こちらとしても修理までのあいだ天候が気になるわけで、運よく涼しくなってからの故障でお客様も私も良かったなというわけです。

今回はたまたま夏が終わってから壊れましたが、7月になってエアコンを動かそうとしたら壊れていたということが多く、7月は修理が込み合います。

エアコンは暑くなる前の試運転が大事ですよ。

N

RELATED POSTこちらの記事もおすすめ

CATEGORY Ranking

まだデータがありません。

Archive

仲間と共に
成長を喜び合う!

関東機電株式会社は1957年に創業した歴史ある企業です。
日本有数の企業と⻑く取引をしており、安定した経営をしています。
ただいま将来を見据え、未経験から経験者まで幅広く一緒に働いていただける仲間を募集しています。
異業種からの転職者も大歓迎、一生モノの技術を身につけたい方のご応募をお待ちしております。

View More

CONTACTお問い合わせ