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施工現場 2025.1.06
あけましておめでとうございます。
今年も小平発の当ブログをよろしくお願いいたします。
2025年の最初の記事は、前回同様に現地調査の時に記事にしていた案件になります。
工事は7月に実施していたのですが、内容をしっかりお伝えしようと考えている間にどんどん月日が。。。
ここのところ高圧電気設備の工事の割合が増えているのですが、高圧設備の工事は数か月前から工程調整をするため計画的に入れ込むことができるというメリットもあります。
過去記事ではUGSという機器を新たに設置すると書いていましたが、最近はUASの方が推奨されているので今回はUASとしました。
UGSのGはガスのことで、SF6(六フッ化硫黄)というものを使っていますが、UASのAはエアーのことで普通の空気のことです。
ガスを使っている都合上ガス漏れの心配がありますが、UASにその心配はないので信頼性が高くなります。
UASのデメリットとしては、
・ガスより絶縁距離が必要なので本体が大きくなる。
・少し値段が高い。
というところですが、メーカーの努力でサイズも価格もUGSと変わらなくなってきていますし、またSF6は温室効果係数が非常に高いのでメーカーもUASを推奨しているようです。
工事の様子ですが、内容が色々あるのでざっくりと紹介します。
詳細写真は施工実績に載せていきます。
建物に付帯する借室(東京電力の電気室)の壁に、電線を取り出すための穴(コア抜き)を開けます。
次にUASの基礎を作ります。
背面がコンクリートであれば、背面をガッチリ固定できるので基礎は簡単でもいいのですが、ここはALCのため固定できないので基礎で持たせるようにしっかり作ります。
UASの設置と同時に高圧ケーブルも新規ルートで更新するので、停電工事に先立って管路を作ってケーブルを入線しておきます。
停電工事当日は、借室で東京電力さんに対象系統のPC(高圧カットアウト)を開放してもらってから、既存ケーブルの撤去、キュービクル側の端末処理、耐圧試験を行い、東京電力さんによるVCT(電力需給用計器用変成器)へ再接続後、送電してもらい終了になります。
今回UASを設置したことで設備故障による波及事故の心配はなくなったものの、築30年以上経過ということで過去記事ではUASと高圧ケーブルのほかにVCBも更新をすると書いていましたが、信頼性確保のためキュービクルを丸ごと更新することになりましたので、その工事が終わったときに再度お伝えできればと思います。
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