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雑記 2023.5.11
蚯蚓出【みみずいずる】
5月10日~14日頃は七十二候でミミズが出てくる季節だそうです。
なぜミミズが出てくるのか?
ホントかウソか分かりませんが、雨が長く降ると呼吸が出来なくなって出てくるとか、5月くらいに暖かくなってきたから出てくるとか、昔から畑仕事をする方々に言われていたようです。
そんなミミズはせっせと土中の有機物を食べて良い土を作ってくれる自然堆肥屋さん。
とても環境にやさしいですね。
環境にやさしいと言えば、電気って何かとエコって言われています。電気自動車やオール電化住宅は二酸化炭素や熱損失を出さずに電気から直接回転力や熱エネルギーを取り出せる。環境にやさしいのが電気。
例えば自動車を熱効率で考えると、ガソリンエンジンは単体で40~50%と近年急進歩していますが、ハイブリッド車の発電専用エンジンでの話で、駆動ロスまで含めると最終的には20%。対して電気自動車は回生ブレーキも含めてエネルギー効率が90%と言われていますし無駄な熱や排気ガスも出なくていいですね。
でも、そんなに単純に考えてよいのでしょうか。
というのは日本の電源構成中、全発電量に占める自然エネルギーの割合は20%でしかなく、残りは化石エネルギーを使う火力発電が75%と原子力が5%です。その火力発電所の熱効率が44%、送電ロスが5%ほどなので火力に限れば39%しかエネルギーを取れないのです。自然エネルギーの中には水力も含まれていますが、水力は夜間揚水に電気を使うので完全な自然エネルギーとは言えません。
世界の電源構成を見るとブラジルでは9割以上が自然エネルギーというのは意外です。これは水力発電が6割以上とアマゾン川の豊富な水量の恩恵があるのと、近年は風力発電も増えているようです。でも電力需要が日本の6割程度ですから日本の状況とは違います。
電気自動車は日本の電源構成下で充電して、充電時にも交流から直流への変換で10%損失し、それから電気を回転力に変えているのですから、スタート時点でだいぶハンデがあるのです。
また、オール電化住宅も自前の太陽光発電などで賄わない限り、発電所で【熱→電気】と変換したものを家で再度【電気→熱】と再変換するのですからまたロスが発生し環境負荷が増えます。
ゼロ・エミッション住宅も、日中蓄電・蓄熱したエネルギーで夜間まですべて賄うことができ、かつ住宅建設に使う資材・機器の製造工程、さらに廃棄した際のリサイクル工程での環境負荷も住宅単体で相殺できなければ、結局どこかにしわ寄せがきているのではないかと思います。
日本は太陽光発電を住宅に設置して積極的に再生可能エネルギーを増やす政策ですが、これは日中しか賄えず夜間とのバランスが取れないため、大規模太陽光発電所は出力制御をせざるを得ない状況です。
話がそれましたが、全て電気で賄うのは理想的ですが、その前に電源構成を考えなければいけないなと感じるのと、普段から節電をしてエネルギーを節約することが大事かなと思います。
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