壊れて困る家電ってあります。

●冷蔵庫・・・壊れたら作り置きどころか材料すら置いておけないです。冷蔵品はまだいいとしても冷凍品は即アウトです。
●エアコン・・・戸建てで2階のエアコンが壊れたら40度超えます。2階がリビングだったら一家離散です。
●洗濯機・・・コインランドリーが近くにあればいいですが、離れていたら車で持って行って終わるまで帰れません。汚れ物が多い子供らがいたら悲惨です。
●給湯器・・・真冬にいきなり冷水が出てきたら、オムツしてるような子供がいたら、地獄です。考えるとドキドキしてきます。

壊れても一人なら何とかなりそうですが、家族がいると大変です。そう考えると災害時って極限の状態ですね。

なんてたまに考えたりしてましたが、

 

土曜日に洗濯機が壊れました。(;´д｀)

スタートしても水が出ないままE11と表示されて給水エラーになります。

まさかね。なんかの誤作動でしょ・・・・って何度試してもやっぱし動かない。

いや、いつか壊れるものですから。「まさか」じゃないんですけどね。

むしろ4年位前からE11がたまに出ていました。今更です。ごめんなさい。

洗濯機って10年前は乾燥機能付きで10万くらいだったのに今は16万～です。すごい高い。

我が家は階段を上がったところに洗濯機があるので納品・設置と引取りは是非してもらいたいのですが、そうなると立会わないとなりません。値段もさることながら立会いも結構な手間です。

 

・・・色々考えます。

蛇口開いているよね？(←閉めたことがないのに)

 

【何とか直したい】

 

私は考えました。

給水エラー(E11)ってことは給水接続部のフィルターが詰まったか？(←取説に書いてあった)

叩いたら動くかな？(←電気屋のくせに叩きました)

ちなみに電気屋といっても家電販売はやってません。

どうしようと思っているうちにだんだんと趣味の世界に・・・・。

写真の洗濯機(AWD-AQ150)は旧三洋製で現在はパナソニックに引き継がれています。
とりあえず三洋のエラーE11を検索してみると、色々なブログが出てきてどうやら電磁弁不良らしい。

電磁弁は4個組まれたアッセンブリーになっていますが、サポート終了で部品が出ないので、とある日立製洗濯機の電磁弁アッセンブリーを取り寄せて内部のダイヤフラムを移植するパターンが流行りのようです。が、その日立製の部品も供給終了？なのか取り寄せできないとか。

というか誰か一人の記事が独り歩きしているんでしょうね。アッセンブリーとして組まれている電磁弁なんてどこかの専業メーカー製のはずで、中身は半ば規格品だと思います。

ということで調べていくと、Amazonで出てきました。電磁弁用入口シールリングガスケット4個セット1080円。

しかもプライム会員なら翌日配達OK！←土曜の20時半にポチって日曜日の12時に配達ですよ。
こんなマニアックな部品がこんな短納期で手に入るなんてすごい時代ですね。

AmazonやAliExpressって偽造品・模倣品などかなり闇があるんですが、分かったうえで使えばすごい便利です。

とりあえず洗濯機から電磁弁を外します。

こんな感じのものです。

洗濯機に繋ぐ接続部です。

上部の給水接続部から4方向に分岐していて、上左は柔軟剤用、上右は洗剤兼主給水用、下左は除湿用、下右はシャワー用です。

除湿に給水？って思ったら蒸気を水道水で冷却して結露させて乾燥させるんですね。洗濯機の乾燥ってどうなってるんだ？と思っていましたが水冷除湿というんですね。スッキリしました。

電磁弁を分解します。白い部分はプランジャーです。

プランジャーを取るとシールリングとダイヤフラムが出てきます。
それっぽく撮るのピンセットを使ってみました。ホントは使ってません。

ダイヤフラムが1個破けていました。破けるとダイヤフラムの裏表の差圧が無くなって弁の開閉が出来なくなります。

これが届いたシールリングで、こんなものが1個壊れて洗濯機を捨てるって「えっ」って感じですね。

4個中3個は穴は開いてませんでしたが傷んでいたので4個とも交換しました。

ピッタリです。

元通りに組み立てたら無事洗濯機動きました～。

メーカーがアッセンブリーにするのも、部品供給を早々に終えるのも、ユーザーのベネフィットと効率と利益を求めたからでしょうが、エコって何だろうって思います。

さて次壊れる前に計画的に買おうと思います・・・。

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