5月も後半に差し掛かり、汗ばむくらいの日も出てきました。

今くらいの時期から熱中症の危険性が高くなり、一番危険な時期は梅雨明け直後の7月半ばになります。これは体がまだ暑さに慣れず発汗量が少ないのに、急に気温も湿度も高くなって体の放熱が間に合わなくなることが原因で、この暑さへ慣れることを暑熱順化といいます。

体を慣らして熱中症を予防するために、少し暑い環境で1日30分程度無理のない運動をすると良いそうですよ。

ところで、厚生労働省は、熱中症だけでなく職場での安全に対する意識を高めるため、７月１日からの１週間を全国安全週間と定めていて、1928年に第1回が実施されて以来一度も中断することなく続けられ、今年で97回目となります。その後、安全週間初日の7月1日は国民安全の日となり、産業災害、交通事故、火災等国民の日常生活の安全など、すべての国民の災害予防運動の日となっています。

さて本題ですが、安全週間前の6月1日～6月30日は準備期間とされていますが、建設業など労働災害が多いとされる業種ではこの時期に安全大会と呼ばれる自主的な啓発活動を行っており、我々もその活動に参加してまいりました。

どんな業種であっても安全大会を開催することによって、安全への意識を少しでも高められればと思いますが、他業種ではあまり開催されていなようです。

どうやら法律で明文化されてはいないようですが、建設業は「元方事業者による建設現場安全管理指針」の中で「元方事業者が主催する安全大会等への参加」という経費を見込むようにとされているようです。

いろんな指針がありますが、難しいことは抜きにしてやらないよりやった方がいいと思います。

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