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施工現場 2024.6.20
今回は昔騒がれたPCBの話になります。
昔と言っても電気工事の業界では昔どころか今まさにHOTな話でして、至る所で話に出ているのです。というのもPCBは高圧設備の変圧器やコンデンサー、他にも蛍光灯の安定器などの絶縁油に含まれていることがあり、その処分期限が法律(PCB特措法)によって決められています。その期限が間もなくということで、法律上は処分期限以降存在してはいけないことになっているのです。
とはいえ、世間の方々にとって昔騒がれたという認識ですから、当然法律を知らない方がほとんどですし、廃工場などには管理されなくなった高圧設備がありますから。。。なので法律上ということに。(法律を知らなくても罪になりますが)
でも使用中の高圧設備は経済産業省の管理下にありますから、普通は何かの機会に知ることになります。
今回はそんな高圧設備のPCB含有調査のために試料採取をしてきました。
対象は取り外し済みの高圧コンデンサー2台です。
変圧器の絶縁油は劣化診断や交換が出来るようになっているため停電時に採取できるのですが、コンデンサーは絶縁油の交換は考えられていないため破壊しての採油になります。封を破壊した時点で酸化が始まり再利用できないため取外してあるのが前提になります。
まずキャップを外して鉛の封を除去します。
採油後は半田で再度封をします。
この時使用したスポイトなどの採油器具は、PCBが検出された場合PCB汚染物になりますから、結果が出るまで現地に置いておきます。
結果が出るまで2週間。
PCBが検出された場合、法律により我々は一切手出しできませんから処分は専門業者に引き継がれます。
未来に負の遺産が残りませんようにと願うばかりです。
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