ブログ
BLOG
ブログ
BLOG
雑記 2024.7.14
前回に続いて電気工事業界の用語のお話です。
工期(納期ともいう)
・工期とは学校でいう夏休みのこと。
以下、建築業界の構成人数に占める夏休みの宿題完了率
夏休みの宿題を7月中に終えてから遊んでた人 0%
夏休みの宿題を8月31日までに終えた人 10%
夏休みの宿題を9月中に何とか提出した人 70%
夏休みの宿題を出さずに逃げ切った人 20%
私の先輩は手先が器用でパソコンもマニアックに使えて、人の気持ちも読めて、親分肌で頼ると助けてくれる職人兼現場代理人だったが、「お前は宿題は出すタイプだろ。俺は何言われても出さないタイプだ」と言い切っていた。今思うと会社員に適さないというか、興味が無いことはどうでもいいというか、そんな感じ。
・真面目な話、工期とは、ゼネコン下の工事だと主体建築工事の工程に合わせるため全然気にしなくなるが、中盤くらいになると経験上建築工事の進捗が悪いことに気が付き、あとで現場が火を噴くと思ってハラハラするもの。
・しかし、主体工事のせいだから仕方ないじゃんというバイアス思考によって最後まで何もせず、結局工期の最後に現場が火の車になるもの。
・できる現場管理者は主体工事の進捗が悪いことを発注者に暗に知らせて難を逃れるという裏技をやってのけるもの。
応援(増員ともいう)
新築工事などは中盤になってくると、多箇所が同時に進行し、終盤には外構工事も重なってくる。どうにもこうにも追い付かなくなってくると施工スタッフ(職人)の増員をするが、単純作業ならいざ知らず、増やしたからと言ってどうやら人数と進捗は比例しないことが知られている。
ポイント:いきさつ(現場状況)を知らない人が来るということは、いきさつの説明が必要になる。
「とりあえず人を増やすか」などという感覚で安易に応援を入れた場合、例えば5人入れるとしたら、5人ひと班で来て、超絶エキスパートな班長が現場を超速で理解してくれればいいが、毎日違う人が入れ代わり立ち代わり5人来ると、来た方も迎えた方も双方にとって辛い思い出になる。
5人くらいならまだいいが、10人、20人といった場合、応援要員は大抵何も説明されず現場に放置される。この放置人数が膨らんでいく現象を人工の墓場と呼ぶ。
応援要員もただ立っているわけにはいかないので何かしら動くが、大抵しなくてもいいことをするので、後々理解しがたい産物を残していく。かつて私が見たのは、打込み配管がしてある壁に露出配管を施工していた。
人工の墓場は当然予算も食いつぶすことになる。
電材屋さん
暇になるとよく来る人、官公庁の案件の度に来る人、上司に行けと言われて来る人、色々情報を持ってきてくれる人、物は売るけど物件ものはやらない人、何しに来たのか分からない人、電材屋さんの営業と言っても色々なタイプがいる。
会社の方針も色々あるようで、新築マンション一棟の強電と弱電、全部見積もる人もいれば、B材しか見積りしない人、製品の見積りはするけど整合性の確認はしない人もいる。この傾向が分からずに発注してしまうと双方にとって辛い記憶になる。
見積もりをお願いする側がそれを理解していればいいが、内訳も見ずに発注してしまう電気屋さんだと、「全部って言ったのに今更見てませんでしたってダメだろ!」などと理不尽なことを言い放つ場合もある。
できる電材屋さんは自分の納品日を決めるために現場側の工程も決めていくという荒業をやってのける。
また、やたらフットワークが良いが、電話を切った後の動きが速すぎて、伝え忘れを言おうと思って掛けなおすと話中になる人もいる。
キュービクルの搬入日に基礎のアンカーが施工されていなくて、ケミカルアンカーを自分で打っていった電材屋さんもいるらしい。
あと突然いなくなる電気屋さんはその昔よくいたが、逆にいなくなる電材屋さんもたまにいるようだ。。。
まだまだ続きそうですが、またそのうちに。
N
関東機電株式会社は1957年に創業した歴史ある企業です。
日本有数の企業と⻑く取引をしており、安定した経営をしています。
ただいま将来を見据え、未経験から経験者まで幅広く一緒に働いていただける仲間を募集しています。
異業種からの転職者も大歓迎、一生モノの技術を身につけたい方のご応募をお待ちしております。
9:00〜17:00 (土日祝休業)