ずっとお伝えしているこの現場もいよいよ大詰めになってきました。前回の記事

今日は建柱工事になります。

オーガ車というドリルが付いたトラックでモリモリ掘っていきます。

ここは土が良くて簡単に掘れましたが、何年か前に私が担当した江東区の現場は、かつて建っていた建物(おそらく解体した建物のさらに前の建物)の松杭が出てきたり、さらに元々は貯木場を埋立てた土地だったようで、ダンプカーのタイヤ、レンガ、瓦、コンクリガラなど色々出てきて基礎工事から大変で、建柱工事でも石(コンクリガラ？)があって簡単に掘れませんでした。

そうそう松杭といえば、東京駅の工事でも100年前の物が腐ることなく出てきてますね。松杭は地下水位が保たれていれば腐食することがないらしく、東京駅は11050本の松杭で支えられていたとのことです。昔の技術は大したものです。

穴が掘り終わったら、そのまま建柱車で電柱を吊り上げて穴に落とします。

下の写真に少し映っていますが、このあと支線と引き留め金具などを取り付け、根元を固めて完了です。

コンクリート打ちっ放しの外観なのでコンクリートの電柱が似合ってました。

所で現場にこんなクレーンがありました。

このカニのようなクレーン。名前もそのまま「カニクレーン」で、狭いところに脚を畳んで入っていって使うことができます。

色々便利な機械があるものですね。

N