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某施設 高圧気中負荷開閉器(PAS)交換 

施工現場 2025.3.10

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記事を書いた人:N

先日の土曜日、某東京都の施設で高圧引込口の高圧気中負荷開閉器(PAS)の交換をしてきました。

電気工事業界ではPASと呼ばれているもので、正式名称は

「VT・避雷器内蔵形方向性過電流ロック形高圧気中負荷開閉器」となっています・・・長い!

PASは需要家の構内で地絡(漏電)短絡(ショート)などが発生した場合に電力会社の配電線から切り離す動作をする機器で、住宅でいえばブレーカーのような機能をするものになります。しかし高圧受電は電圧が6,600Vですので短絡事故のような大電流は切り離そうとするとアークが発生して切り離すことは危険です。そこでSO動作という機能で一旦変電所の遮断器でその系統を止め、無電圧になったところでPASで切り離します。

変電所の遮断機が動作するのでその近隣は一時停電しますが、PASが事故点を切離すことで変電所で自動復帰できるようになり再送電されます。PASが無いと再送電しようとしても再度変電所の遮断器が動作してしまい再送電できないので近隣一帯の停電が続いてしましまい、波及事故と呼ばれてしまいます。

なんとも不思議な話ですがそんな機器が街中にはたくさんあるわけです。

 

低い方の電柱の上部に付いているのがPASです

 

耐圧試験のため10,350Vを印加します。

 

耐圧試験で絶縁を確認後に取付です。
100㎏くらいあるので高所作業車のウィンチで吊りながら作業します。

 

接続部は専用の圧縮端子を使用します。

 

我々の工事が終わると東京電力さんの再接続作業になります。

 

無事再送電でき一安心です。

雪がちらつく寒い中お疲れさまでした。

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