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トップページ > ブログ > スイッチが切れているのに電圧があるとは 静電容量 コンデンサ

スイッチが切れているのに電圧があるとは 静電容量 コンデンサ

雑記 2025.4.08

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記事を書いた人:N

普段住宅などの回路チェックをするとき、コンテスターと呼ばれるコンセント用の試験装置や、照明は点灯棒(シーリングチェッカー)などを使って確認します。

ですが、それらの機器を使わずにテスターを使って回路をチェックすると、スイッチを切っている引掛けシーリングに50V程度表示されることがあります。

絵にするとこんな感じです。

この現象、電気工事をしている方なら皆知っていて、新人のうちは気になるけど年を取ると「そんなもんか」と慣れてしまうもの。

でもふと気になって下の図のような状態を、黒白緑の3芯のFケーブルで作り、長さを変えて色々試してみました。

 

結果は、コンセントに繋がっている黒と白の電線間は103V。

どこにも繋がっていない緑線と黒線の間は、15mくらいで84V、1mくらいだと50V、0.3mくらいだと20V。

私、そんなに賢くないので難しいことは分かりませんが、よく考えると2本の電線の間には絶縁物がありその状態で交流電圧をかけるとコンデンサと同じ状態になるはずで、コンデンサと考えると何かしらの電荷が蓄えられているようです。静電容量の式でQ=C・Vとかありますが、理論は・・・。

現場では電圧でこの現象を認知しますが、本来は電圧ではなく静電容量で表現する物なんでしょう。

ちなみに電圧が表示されるのはデジタルテスターだけの話で、アナログテスターだと内部抵抗が小さく電荷は消費されてしまうので静電容量の電圧は表示されません。

電気工事で活線状態を調べるために使う検電器はこの静電容量を利用しています。

ところでコンデンサ(キャパシタ)は高圧・低圧の電気設備では主に力率改善用に使われていますが、家電などの電子機器にもほぼ確実に間違いなく使われています。例えばUSBアダプタではノイズをコンデンサに蓄えて除去し、コンデンサとダイオードを組み合わせて交流を直流にしています。

などと書いては見ましたが、現場作業者上がりの私には何のことやらです。(笑)

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