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雑記 2022.12.19
受変電設備改修工事の現地調査をしてきました。
高圧受電設備は短絡・地絡(漏電のことです)が起こると近隣一帯の停電(波及事故)にも繋がるので計画的な更新が必要で、耐用年数は各機器ごとに違いますが、概ね15年から25年となっています。
この物件は1992年竣工なので30年経っていて更新したい部分は沢山ありますが、UGSの新規設置と高圧ケーブルの更新が優先で、今回はプラスでVCBの更新です。
UGSは地中線用負荷開閉器といい、簡単に言うと近隣一帯の停電を未然に防ぐための機器です。
この物件は電力会社の電気室があってそこにUGSを設置します。電力会社の電気室は鍵を借りてこないと見られないので調査はまた後日になります。
VCBは真空遮断機といい、こちらは低圧設備でいう漏電遮断器になります。
下は高圧ケーブルの新規ルートの想定です。
長時間の停電はテナント営業補償が必要になってしますので、抜き替えはせずに新規に配管・配線を準備して停電時間を短縮させます。
屋上側のルートです。
次にVCBです。赤枠で囲った部分です。
内側から見たところです。
遮断機は寸法の互換性がある後継品がないので盤屋さんに盤面ごと製作、もしくは加工してもらう予定です。
高圧設備の工事は全停電になってしまうため年次点検と同時の場合が多く、緊急性が無ければ見積りから工事まで半年から1年かかります。そもそも工事費も低圧に比べて高いので工事を先延ばしにしがちですが、予期しない全停電で営業損失が出たり、短絡・地絡事故で波及事故にも繋がるのでぜひ計画的な更新をしていきましょう。
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